地域医療連携室のご紹介
「横軸」を支える地域医療連携室のしごと
洛陽病院の地域医療連携室は、一人の患者さまに対して俯瞰的・包括的に関わることを使命とする部署です。
医師・看護師をはじめとする専門職が、それぞれの領域で高い専門性を発揮しているなかで、私たちは組織全体を「横の軸」でつなぎながら、患者さまにとって最適な医療・看護を支えています。
当室は、医療ソーシャルワーカー(MSW)や退院支援看護師、事務職など、複数の職域で構成されています。
135床という比較的小規模な病院だからこそ、入院前の受診・入院相談(前方支援)から、退院後の生活を見据えた支援(後方支援)までを同一部署で一貫して担う体制が整っています。
入院前から退院後まで、患者さまと継続的に関わることで、早期かつシームレスな支援が可能になります。
そして私たちが最終的に目指すのは、「この病院に来てよかった」と患者さまに思っていただける医療の実現です。
患者さまが歩んできた人生や価値観を“紡ぎ”、これからの暮らしをどう描いていくかを“繋ぐ”。
そんな対話を大切にしながら、日々の業務に取り組んでいます。
チーム体制とスタッフ構成
現在、地域医療連携室には看護師1名、MSW4名の計5名が在籍しています(定員6名)。
20代の職員はいませんが、いずれも他医療機関で経験を積んだスタッフが中心となっており、落ち着いた雰囲気で業務にあたっています。
少数精鋭ながらも、互いに支え合いながら日々の連携業務を担っています。
チーム連携のあり方─「ご本人を中心に据える」関わり
私たちがチーム連携で大切にしているのは、「患者さまご本人をチームの一員として捉える」という視点です。
医療従事者やご家族だけで退院後の方針を決めるのではなく、ご本人の声や希望を尊重し、「これからどうしていきたいか?」を共に考える姿勢を大切にしています。
一方的な支援ではなく、ご本人が主体となれる支援体制をつくること。それが、私たちの信念です。
採用・育成についての考え方
当院の地域連携室は、支援対象の幅が広く、また一人ひとりの人生背景に深く関わる場面も多いため、新卒の方にはややハードルの高い職場かもしれません。
そのため、まずは急性期・回復期・
一方で、一定の経験を積んだ後、さらにMSWとしてスキルアップを目指したい方には、非常に適した環境です。
複雑な社会背景を持つ患者さまや、身寄りのない方の支援にも向き合う現場であるため、医療ソーシャルワーカーとしての対応力・調整力を実践的に身につけることができます。
私たちは、「洛陽病院の地域連携室でしっかりと働ける人材であれば、どこの医療機関でも通用する力が備わる」と、本気で思っています。
就職を検討中の方へメッセージ
どんな病院にも、完璧な環境は存在しません。
私たちの病院にも、組織的な課題やチーム医療としての未成熟な部分はあります。
だからこそ「自分の力で変えていきたい」「自由度の高い職場で裁量を持って働きたい」と考えている方には、ぴったりの環境です。
実際、やりたいことがあれば、ある程度自分の裁量でチャレンジすることができますし、現場の意見が反映されやすい風通しの良さもあります。
「逆境を乗り越えること」にやりがいを感じる方―そんなあなたを、私たちは心から歓迎します。
地域医療連携室の採用情報
お問い合わせ
医療法人 寿尚会 洛陽病院
TEL: 075-781-7151(代表)